私は天国へ行けるのか - バイブルマスター

私は天国へ行けるのか

皆さんは天国と地獄、どこへ行くと思いますか

1997年3月24日、アメリカでユニークな世論調査がありました。

天国に行く可能性が１番高い人が誰

マザーテレサが79%と１番高かったのですが、
彼女よりも高い87%を獲得した人がいました。

それはまさにアンケートに答えた"本人"でした。

天国とは、漢字で＂天の国＂,国すなわち国家の概念です。

アメリカで暮らすためには、ひとまず、市民権の手続きを調べて、
基本的に英語を学ぶこと。などなど

1つでも足りないと市民権を得ることはできません。

しかし、本当に天国へ行くことは、
そんなに簡単なことなのでしょうか

もし天国に行きたかったら、天国はどんな所か？天国はどこにあるか？
天国に行くために、どんな準備をしなければならないか？
このようなことについて、細かく徹底的に調べなければならないでしょう。

私たちが天国に行くことについて楽観的に考える理由は、
すぐに起こる事でもなく、神様に対する認識のためではないかと思います。

神様は温かい性質と品性だけを持ってはいません。
神様は時にはお怒りになり、嫉妬され、審判される時はとても恐ろしく本当に冷ややかです。
しかし、このような性質と品性もまた神様の姿です。

このような神様をよく分かっていたからか、神様に熱心に従った使徒パウロは

私が他の人に福音を宣べ伝えた後に、
かえって捨てられるのではないか怖いと言っています（Ⅰコリ９：２７）。

使徒パウロは、誰よりも熱心に神様の教えを伝えた人で、
最後は殉教によって自分の命を捧げました。

このようなパウロなら確かに天国に行けると思うのではないでしょうか？
それでもパウロは神様の前でとても怖いと不安を告白しています。

私たちはパウロのように生きることさえできなかったのに、
なぜこんなにも天国に行くことに対して安心しているのでしょうか

一つ例をあげてみます。
一般の高校で中の下くらいの成績の高校3年生がいたとします。
しかし、この学生は東京都内にある大学に行きたがっています。
彼の気持ちを知っている母は、家庭教師を2人紹介してあげます。

初めに会った先生は簡単な問題をいくつか解かせた後、明るく笑いながらこう言います。
君、この程度なら十分に東京にある大学に行けるよ。
私と1週間に1回ずつ勉強しよう。
大学に行ったら、合コンもして、友達も作ることができる。
このように言います。
学生はロマンチックなキャンパス生活を想像しながら胸がいっぱいになります。

もう1人の先生に会います。
いくつか問題を解かせた後、ため息をつき、深く考えてから話し出します。
君はこのままじゃ絶対東京の大学に行けない。
基本がなっていないから浪人しても簡単じゃない。
でも、本当に行きたければ私と死ぬ気でやらないと。
1日に10時間以上勉強しなきゃいけないし、寝る間も惜しんで勉強しなさい。
ゲームも遊ぶことも全部やめないとだめだ。

その学生は大変ショックを受けて気分が悪かったです。
眠れず、挫折感で涙だけが流れました。

これから学生は２人の先生のうち１人を選ばなければなりません。
皆さんなら、どちらの先生を選ぶでしょうか

私たちが天国に行こうとするときも同じです。

ある人はなるようになる。大丈夫だよ。神様はいない。
「今を楽しみなさい」と甘い言葉を話し、また別の人は毎日聖書を教え、祈りを促し、
絶えず責め、叱ります。皆さんはどのような人と一緒に天国に行きますか

過去にイスラエルの人々は、神様が送った預言者を皆殺しにしました。
預言者たちが、真理の言葉、自分たちが認めたくない言葉、
心の痛む言葉を言ったからです。
そして、「預言者たちに『私たちに正しいことを見せるな。
気に入る言葉を語れ。偽りを見せろ。」と言います（イザヤ30:10）。

つまり、聞きたい言葉だけ話してくれということです。

天国と地獄について話された神様は、
つまらない冗談なんか言う方ではありません（民23:19）。
今まで聖書の中に記録されている約束は
一つも残すことなくすべて守られました（イザヤ14:24）。

私と皆さんは、いつか天国と地獄、2つの場所に行くことになります。