バイブルは神様の本?人の本?
バイブルは誰が書いた本でしょうか?神様でしょうか?人でしょうか?
これまで、数多くの人たちが白熱した討論をしてきましたが、今も結論が出ていません。
1. 聖書は誰が書いたのか?
バイブルは、数多くの預言者たちが書いた文章を集めた本です。
しかし、その中の一人であるダニエルはダニエル書を記録しましたが、記録した内容については本人も分からないと言っています。
これでもダニエル書の著者をダニエルだと言えるでしょうか?
バイブルは神様が直接記録した本ではありません。
霊である神様がペンを持って、バイブルを書く場面を想像できる方はいませんよね?
たとえば、『吾が輩は猫である』という本があります。夏目漱石という人が書きました。
彼がこの本の著者です。
本の内容を誰が一番よく知っているでしょうか? 夏目漱石でしょう。
夏目漱石が『吾が輩は猫である』の著者だから、
もし理解できなかったら、夏目漱石に聞けばいいわけです。
本には、著者の考えと思想と理論とすべての精神が込められています。
けれど、たとえば、誰かが夏目漱石に本について気になる内容を尋ねてみます。
しかし、自分もよく分からないと言います。
確かに自分が書いた内容だけれど、全く把握できていないというのです。
確かに自分がバイブルを書いた。けれど、自分が記録した内容を自分もよく分からない。
それでも、その人がバイブルの著者であると言えるでしょうか
このような部分は、主にバイブルの預言書に現れています。
先ほどのダニエル書についても、ダニエル書はダニエルが書きました。
それならば、ダニエル書についてはダニエルが1番よく知っているはずです。
しかし、ダニエルは、神様が夢と幻で示してくださった将来に起こることを見て記録したけど、
それを悟ることができず、このすべての結末がどうなるのかと尋ねています。
ところが神様は、「ダニエルよ、この御言葉は最後の時まで封じておく」とおっしゃいました
(ダニエル12章8-9節)。
つまり、ダニエルは夢と幻で見たことを記録はしたけれど
その内容については最後の時まで分からないままだったということです。
このような状況で、ダニエル書の著者をダニエルだと言えるでしょうか?言えませんね
聖書の著者 : 神様
ダニエル :代筆者
記者にはなれても、著者にはなれないのではないでしょうか?
バイブルを記録した人は、普通、著者とはせず記者と呼ばれます。
従って、バイブルの著者は神様であり、
ダニエルは神様の代わりにバイブルを記録した代筆者なのです。
バイブルは人が書きました。
しかし、その人が自分の思い通りにバイブルを書いたのではありません。
神様が代筆者を選び、バイブルを記録させたのです。バイブルを書いた方は神様ですが、
肝心の神様は霊なので見えず、代わりに記録した人だけが見えます。
だから、人が書いたと思ってしまうのです。
2. 驚くべき生命力が記録された聖書
また、バイブルには驚くべき点があります。
それは、バイブルは適当な言葉を書いたものではなく、記録者はその意味が分からなかったけれど、その御言葉には生命力があり、
記録した人が死んでから何百年、何千年が過ぎた後にそれが現実になるということです。
モーセが書いた、イエス様が十字架につけられるという預言(民数記21章8節)
ミカが書いた、イエス様がベツレヘムで誕生するという預言(ミカ5章2節)
イザヤが書いた、イエス様が処女から生まれるという預言(イザヤ7章14節)
ヨナが書いたイエス様が3日後に復活するという預言 (マタイ福音章12章39節-40節)
このような預言が1つや2つではなく、たくさんあります。
誰がこの預言を成し遂げたのでしょうか?
死んだイザヤやモーセが成し遂げることはできませんね。
預言した神様が成し遂げられたのです。
時を越えた巨大なスケールの計画を一つ残らず成し遂げられる神様、
そしてそれが記録されているバイブルは、尊敬に値するのではないでしょうか?
すべてのバイブルは神様の感動によるものであるという御言葉があります。 (テモテ3章16節)
多くの人が聖書を記録したけれど、本人の考えや精神を記録したのではなく、
神様のみ心を記録したということです。
神様の御心が記録されたバイブルを学んで、
何が起こるか分からない未来に備えてみるのは、いかがでしょうか?3
(2-1) 聖書は神様の文か人の文か
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